
外壁塗装が完了したとき、多くの方が「きれいになった!」という満足感でいっぱいになります。しかし、工事が終わったからといって安心するのは少し早いかもしれません。外壁塗装後には、仕上がりの品質や施工の不具合を自分の目でしっかり確認することがとても大切です。
実際に、工事完了後のチェックを怠ったことで、後からトラブルに気づき対応が遅れてしまうケースは少なくありません。この記事では、外壁塗装後に必ず確認しておきたいチェックポイントを10項目に絞って、わかりやすく解説します。工事が終わったあとに何を見ればいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- なぜ工事完了後のチェックが必要なのか
- チェックポイント① 塗り残しや塗りムラがないか
- チェックポイント② 養生(ようじょう)のはがし忘れがないか
- チェックポイント③ コーキング(シーリング)の施工状態
- チェックポイント④ 塗料の飛び散りや汚れが残っていないか
- チェックポイント⑤ 外壁の色ムラや光沢の均一性
- チェックポイント⑥ 付帯部分(ふたいぶぶん)の塗装状態
- チェックポイント⑦ 足場撤去後の建物・外構への傷がないか
- チェックポイント⑧ 施工保証書の内容を確認する
- チェックポイント⑨ 近隣へのご挨拶と苦情がないかの確認
- チェックポイント⑩ 完成写真・施工記録を受け取る
- 不具合を発見したときの対応方法
- 横浜市で外壁塗装するなら補助金制度を利用するのがオススメです!
- まとめ
なぜ工事完了後のチェックが必要なのか
外壁塗装は、職人の技術や施工管理の丁寧さによって仕上がりの品質が大きく変わります。どんなに信頼できる業者に依頼したとしても、人が行う作業である以上、見落としや施工ムラが生じる可能性はゼロではありません。
また、施主(工事を依頼した側)が完了検査に積極的に関わることは、業者側にとっても緊張感を持って仕事に取り組む動機になります。完成後のチェックは、トラブルを未然に防ぐだけでなく、万が一問題が起きたときに「いつ・どこで・どのような状態だったか」を記録しておく意味でも重要です。
工事完了後は、業者から「完成報告書」や「施工写真」を受け取るのが一般的です。その書類と実際の仕上がりを照らし合わせながら、以下のチェックポイントを確認していきましょう。
チェックポイント① 塗り残しや塗りムラがないか

まず目視で確認したいのが、塗り残しや塗りムラです。特に以下の箇所は見落としやすいため、注意して確認してください。
- 軒天(のきてん)と外壁の境目
- 雨樋(あまどい)の裏側
- 窓まわりのサッシ周辺
- 換気口や配管の周囲
- 凹凸のある外壁の影になる部分
塗りムラは光の当たり方によって見えやすさが変わります。朝・昼・夕方など、時間を変えて確認すると見落としを減らすことができます。
チェックポイント② 養生(ようじょう)のはがし忘れがないか
養生とは、塗料が付いてはいけない箇所をビニールやテープで保護する作業のことです。工事完了後、この養生が残ったままになっているケースがあります。
特に確認が必要な場所は、窓のサッシ・エアコンの室外機・給湯器・ガスメーターの周辺などです。養生が残っていると見た目の問題だけでなく、テープの粘着剤が素材に残ってしまう場合もあるため、速やかに業者へ連絡して除去してもらいましょう。
チェックポイント③ コーキング(シーリング)の施工状態
外壁塗装とセットで行われることの多いコーキング工事。コーキングとは、外壁材の継ぎ目や窓まわりのすき間を埋める防水処理のことです。この部分の施工状態が悪いと、雨水が侵入して内部が傷む原因になります。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- コーキング材が均一に充填されているか
- 表面にひび割れや気泡がないか
- 両端がしっかり密着しているか(剥がれや浮きがないか)
- 外壁材やサッシにコーキング材がはみ出していないか
コーキングは外壁の防水性に直結する重要な部分ですので、特に念入りにチェックしましょう。
チェックポイント④ 塗料の飛び散りや汚れが残っていないか
塗装工事では、どんなに養生を丁寧にしていても微細な塗料の飛散が起こることがあります。工事完了後には、以下の箇所に塗料が付いていないかを確認してください。
- 玄関ドアやポスト
- カーポートや車(駐車スペースが近い場合)
- 植木や庭石
- 隣地との境界フェンス
もし塗料が付着していた場合、時間が経つと落ちにくくなります。気づいたら早めに業者へ報告することが大切です。
チェックポイント⑤ 外壁の色ムラや光沢の均一性

外壁全体を少し離れた位置から見たとき、色や光沢が均一かどうかを確認します。部分的に色が薄く見える箇所や、ツヤのある部分とない部分が混在している場合は、塗り重ねが不十分な可能性があります。
特に、継ぎ目部分(塗装を中断して再開した箇所)は色ムラが出やすいです。直射日光が当たる時間帯と、曇りの日とで見え方が異なるため、複数の条件下で確認すると安心です。
チェックポイント⑥ 付帯部分(ふたいぶぶん)の塗装状態
付帯部分とは、外壁以外の塗装箇所のことです。具体的には以下のような部分が該当します。
- 雨樋(あまどい)
- 破風板(はふいた)・鼻隠し
- 帯板(おびいた)
- 軒天(のきてん)
- 雨戸・戸袋
- 木部・鉄部
これらの箇所は外壁と比べて見落とされがちですが、塗料の剥がれや塗り残しがあると劣化が早まります。外壁と同じように、ムラや塗り残しがないかを確認してください。
チェックポイント⑦ 足場撤去後の建物・外構への傷がないか
外壁塗装では足場を組んで作業を行います。足場の設置・解体時に、建物の外壁や外構(エクステリア)に傷がつくことがあります。
足場が撤去された直後に、以下の箇所を確認しておきましょう。
- 外壁面に新たな傷やへこみがないか
- ブロック塀や門柱にぶつかった跡がないか
- 庭の植栽や砂利が乱れていないか
- 雨樋が変形していないか
工事前に写真で記録しておくと、「工事前からあった傷か、工事中についた傷か」の判断がしやすくなります。可能であれば、工事着工前にご自身でも外回りを撮影しておくことをおすすめします。
チェックポイント⑧ 施工保証書の内容を確認する
外壁塗装には、塗料メーカーが提供する「塗料保証」と、施工業者が提供する「施工保証」の2種類があります。工事完了後には、必ずこの保証書を受け取り、内容を確認してください。
確認すべき主な項目は以下の通りです。
- 保証の対象となる不具合の内容
- 保証期間(何年間保証されるか)
- 保証の適用除外となるケース
- 保証を受けるための手続き方法
- 問い合わせ先の連絡先
保証書は紛失しないよう、大切に保管してください。また、保証内容について不明な点があれば、工事完了のタイミングで業者に直接確認することをおすすめします。
チェックポイント⑨ 近隣へのご挨拶と苦情がないかの確認
外壁塗装工事中は、騒音・臭い・塗料の飛散などで近隣の方にご迷惑をおかけすることがあります。工事前に挨拶を済ませていた場合でも、工事完了後に改めてお礼の挨拶を行うことが望ましいです。
また、近隣の方から「車に塗料がついた」「洗濯物に臭いがついた」といった申し出があった場合、業者と連携して迅速に対応することが大切です。工事完了後しばらくの間は、近隣の様子にも気を配るようにしましょう。
チェックポイント⑩ 完成写真・施工記録を受け取る
信頼性の高い業者は、工事完了後に施工前・施工中・施工後の写真や、使用した塗料の品番などを記載した施工報告書を提出します。これらの書類は、将来的なメンテナンスや次回の塗装工事の際に非常に役立ちます。
受け取るべき書類の例は以下の通りです。
- 施工前・施工中・施工後の写真
- 使用塗料の品番・色番号・仕様書
- 施工保証書
- 工事完了報告書(または引渡し書)
これらが揃っていない場合は、業者に依頼して準備してもらいましょう。書類が整っていることは、その業者の施工管理の丁寧さを示すひとつの指標にもなります。
不具合を発見したときの対応方法
チェックの結果、気になる点や不具合を発見した場合は、以下の手順で対応しましょう。
①写真を撮影して記録する 不具合箇所を写真に残しておくことで、業者への説明がスムーズになります。発見した日付も合わせてメモしておくと良いでしょう。
②業者に連絡して現地確認を依頼する 写真と状況を業者に伝え、現地確認を依頼します。優良な業者であれば、速やかに対応してくれるはずです。
③対応方法と完了時期を書面で確認する 口頭での約束だけでなく、「いつまでに・どのような方法で対応するか」を書面またはメールで確認しておくと安心です。
工事完了後の不具合は、保証期間内であれば無償で対応してもらえるケースがほとんどです。気になる点は遠慮せず、早めに業者へ相談することが大切です。
外壁塗装の耐用年数と最適な塗料の選び方については、こちらの記事について詳しく解説しています。
横浜市で外壁塗装するなら補助金制度を利用するのがオススメです!
横浜市では、外壁塗装と併せて耐震改修工事を行う場合、補助金を受けられる可能性があります。
特に昭和56年以前に建てられた木造住宅は、耐震診断と改修工事に対して最大150万円の補助が受けられる制度があります。(制度が変更又は終了している可能性があります。最新の補助金情報は横浜市公式サイトでご確認ください。)
外壁塗装のタイミングで耐震改修も同時に行えば、足場代を節約でき、工事費用も抑えられます。
詳しい補助対象や申請方法については、横浜市の公式サイトをご確認ください。
補助金は予算枠に限りがあるため、外壁塗装を検討中の方は早めに確認することをおすすめします。
まとめ

外壁塗装後のトラブルを避けるためには、工事完了後の確認作業がとても重要です。この記事でご紹介した10のチェックポイントをおさらいします。
- 塗り残しや塗りムラがないか
- 養生のはがし忘れがないか
- コーキングの施工状態
- 塗料の飛び散りや汚れが残っていないか
- 外壁の色ムラや光沢の均一性
- 付帯部分の塗装状態
- 足場撤去後の建物・外構への傷がないか
- 施工保証書の内容を確認する
- 近隣へのご挨拶と苦情がないかの確認
- 完成写真・施工記録を受け取る
外壁塗装は決して安くない買い物です。だからこそ、工事が完了した後も受け身にならず、ご自身の目でしっかり確認することが、満足のいく仕上がりを守ることにつながります。
不具合を発見した場合でも、早めに業者へ連絡することで、大半のケースは保証の範囲内でスムーズに対応してもらえます。今回ご紹介したチェックポイントを工事完了後のルーティンとして活用し、大切なお住まいを長く守っていただければ幸いです。
弊社【けいちゃんペイント】は神奈川県横浜市を拠点に、外壁塗装や内装リフォームを中心とした住まいへの施工を手がけています。「熱い思いを、塗料に込めて。」という言葉の通り、ただ施工するのではなくお客様の思いをカタチにすることを大切にしています。
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